小学生用のバドミントンラケットは、どのように選べばいいんだろう?
子ども用のおすすめバドミントンラケットが知りたい!!
このようにお悩みではありませんか?
バドミントンラケットは各メーカーから様々なモデルが販売されているので、子どもになにを選んであげたらいいのか迷ってしまいますよね。
この記事では、小学生以下のジュニア選手にぴったりなバドミントンラケットの選び方を解説しています。
費用相場やおすすめモデルも紹介するので、ラケット選びに迷っていたらぜひ参考にしてください。
【小学生・ジュニア向け】バドミントンラケットの選び方
小学生以下のジュニア選手に適したラケットの選び方を4つご紹介します。
チェックすべきは、以下のポイントです。
- ラケット軽さ
- グリップの太さ
- シャフトの硬さ
- ラケットの全長
詳しく解説します。
1|軽めのラケットを選ぶ
小学生以下のジュニア選手には、軽めのバドミントンラケットを選びましょう。
バドミントンラケットの重さは「U」の単位によって表されます。一般的に「2U」から「7U」までのサイズが使用されており、「U」の前に付く数字が大きくなるほど軽くなります。
例えば同じモデルのラケットでも、それぞれ2Uと3Uと表記されていれば違う重さです。
各サイズの目安となる重さは以下の通り。
サイズ | 重さ |
---|---|
2U | 平均93g |
3U | 平均88g |
4U | 平均83g |
5U | 平均78g |
6U | F 平均73g |
7U | 2F 平均68g |
筋力が成長段階の小学生が重めのラケットを使用すると、力任せなスイングになりがちです。
不自然なフォームを癖づけないためにも、軽く振れる重さのラケットを選びましょう。
2Uは重過ぎるので、力みなどが入りますが、3U〜4Uであればラケットの操作を身に着けるのに最も適していると言えるでしょう。
初心者の小学生の場合、5U以上の軽さでは、身体をひねってしまい、正しいスイングが身につきません。
2|グリップが細めのラケットを選ぶ
小学生以下のジュニア選手には、グリップが細めのバドミントンラケットを選びましょう。
「グリップ」とは、ラケットの手で握る部分です。
グリップの太さにも違いがあり、「G」の単位でサイズが分けられています。
「G4」から「G6」までがよく使われており、「G」の後に付く数字が大きくなるほどグリップは太くなります。
バドミントンは打ちたいショットによって、グリップを握り替えるスポーツです。
一般的に細めのグリップになるほど、握り替えがしやすいといわれています。
小学生のうちにグリップの握り替えに慣れるためにも、G5やG6の細めのグリップサイズを選びましょう。
仮に「グリップが細すぎるな…」と感じても、グリップテープやアンダーラップで太さを調節できますよ!
グリップテープの巻き方や、太さの調節方法については、以下の記事で詳しく紹介しています。
ラケットのサイズ(長さやグリップの太さ)はグリップのキャップ部分に記載されている
3|ラケット全体が柔らかめのラケットを選ぶ
小学生以下のジュニア選手には、ラケット全体が柔らかめのバドミントンラケットを選びましょう。
バドミントンラケットは、モデルによってシャフトの硬さが異なります。
ただし、シャフトのみを表現しているメーカーは実はあまりありません。
メーカーから出されている情報はフレームを含めたラケット全体のフレックスになります。
また、ラケットを使用するプレーヤーとの性能合致するための大切な要素は「しなり」。
そしてそれ以上に重要な「ねじれ」となります。
MIZUNOの公式サイトでは「ねじれ」について説明があり、トルク表示がされていますので、ぜひ参考にされてみてください。
シャトルを飛ばすことや勢いを高めるためにはシャトルコックを潰すエネルギーが必要となります。
インパクトのスイングスピードがまだ上がっていない小学生には、シャフトが柔らかいラケットがおすすめ。
理由としては、柔らかいラケットでしなりを出し、シャトルを潰すためのシャトルとラケットの接触時間を長くする必要があるためです。
一方で、シャフトが硬いラケットはスイングスピードの速い人に適しています。
スイングのスピードが速いと、インパクト時にシャトルへのエネルギーが高くなります。そのためシャトルを潰すことができる反面、潰した後すぐにリリースされないと逆にエネルギーをロスしてしまうのです。
これが、硬いラケットがスイングスピードの高い方におすすめな理由となります。
シャトルが飛びづらくなるため、しっかりとしたスイングスピードが出せる方に向いています。
なお、シャフトの硬さは以下の図のように「打球感」と表現されている場合もあります。
カタログなどに掲載されているので、参考にしてみてくださいね。
4|全長が短いラケットは選ばない
小学生のジュニア期に短いラケットで練習をしてしまうと、手打ちのスイングになり、結果的に最も成長を妨げることに繋がります。
もし、レジャーとしてラリーが続くことを目的の場合は、短く扱いやすいものでよいでしょう。
しかし、バドミントン競技として続けていくのであれば、入門時期からレギュラーラケットで練習することが好ましいのです。
レギュラーサイズのラケットはグリップが長いため、手打ちの場合にグリップエンドが腕にぶつかってしまいます。
実は、それこそがバドミントンのスイングで大事な回内回外運動ができるようになるきっかけとなります。
一般的に言われている「小柄な子どもの場合、一般的な長さのラケットを使用すると、うまく扱えなかったり、ラケットを床にぶつけたりすることもあるので、短いラケットが良い」というのは、長期的にみると逆効果になっちゃうのね!
小学生用バドミントンラケットの予算は?5,000円〜15,000円が目安
各メーカーが小学生などのジュニア層に向けて販売しているバドミントンラケットは、5,000円〜15,000円が相場です。
小学生向けラケットの中でも価格に幅がありますが、単に安さを重視して選ぶのはおすすめしません。上達を目指すなら子ども本人が使いやすいと感じるラケットを選ぶようにしましょう。
バドミントンラケットの買い換え時期はいつ?半年〜1年が目安
バドミントンラケットに、決められた買い替え時期はありません。
ただし小学生が使うバドミントンラケットは、半年〜1年を目安に買い換えを検討してもよいでしょう。
小学生は体の発達が著しく、短い期間でバドミントンの技術も向上するためです。
子どものスキルに応じて、半年〜1年を目安に使うラケットを見直すと、よりバドミントンの上達が早くなります。
身体に合っていないラケットを使い続けると、お友達のラケットや床にぶつけて、半年も経たずに買い替えが必要になっちゃった、っていうケースも見かけるわ。
小学生・ジュニアにおすすめなバドミントンラケット3選
小学生などのジュニア層におすすめなラケットを3つご紹介します。
1.ナノフレア300、アークセイバー1【YONEX】競技として続けたい選手に
ヨネックスのナノフレア300は、競技としてバドミントンを続けていきたい子どもにおすすめのラケット。
ヘッドライトを追求したフレーム設計による抜群の操作性でかつ、柔らかい打感で楽に飛ばせる入門用モデルのラケットになっています。
また、アークセイバー1は柔軟性によって楽な飛びを追求したスタンダードモデル。
シャトルが柔らかいことでコントロールもしやすくなっています。
2.アルティウス J1-FORWARD【MIZUNO】上級者を目指す選手に
MIZUNO(ミズノ)のアルティウス J1-FORWARDは、本格的にバドミントンに取り組みたい子どもにおすすめなラケットです。
ジュニアが扱いやすい軽量設計ながらも、しっかりシャトルに力が伝わる「Mフュージョン」というテクノロジーが採用されています。
価格はジュニア用ラケットの相場よりも高いものの、本格派のモデルなので中学生以降も十分に使用できるでしょう。
3.FIERCE C PLUS PKBK【Wilson】買ってすぐプレーしたい選手に
Wilson(ウィルソン)のFIERCE C PLUS PKBKは、リオ五輪金メダリストの松友美佐紀選手が使用するフィアースシリーズの初級者モデルです。
軽めの4Uサイズで振りやすく、コントロール重視の設計になっています。
ストリングが張りあがった状態で販売されているので、購入したらすぐにプレーしたい方におすすめです。
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今回ご紹介した3つ以外のおすすめ小学生モデルは、以下の記事で詳しく紹介しています。
他のメーカーのラケットも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
今回は小学生や未就学児にぴったりなバドミントンラケットの選び方を解説しました。
子どもは短い期間で身長が伸びたり、筋力が強くなったりします。
体格や技術レベルの成長度合いに応じて、その都度使いやすいラケットに見直してあげると、よりスムーズに上達できるでしょう。