バドミントン関連メーカー紹介【GOSEN】

バドミントン関連メーカー
株式会社ゴーセン ラケットスポーツサイト(GOSEN)
株式会社ゴーセンは、「ラケットスポーツをより楽しく、より熱く」をモットーに、技術・製品・サービスの提供を通じてテニス・ソフトテニス・バドミントンのラケットスポーツの未来に貢献していきます。

「はねバト!」にも登場するガットの老舗

「GOSEN」は、釣り糸やバドミントンラケット、ミシン糸など「糸」に関わる製品を製造・販売する大阪の繊維メーカーです。
ラケットスポーツ部門、フィッシング部門、マテリアル部門の3つの部門からなり、‘1本の糸から豊かな暮らしを創造する’をモットーに、生活に関わる様々な繊維製品を販売しています。
高校生女子バドミントンを題材にした、テレビアニメ「はねバド!」では取材協力・協賛企業として参加しており、作中にはGOSENのスポーツ用品やロゴが多数登場しています。

「GOSEN」は、1951年にナイロンの釣り糸や漁網を製造する会社として大原玉之助が「大阪合繊延縄株式会社」を創業したのが始まりです。
洲本市(兵庫県淡路島の南東の都市)出身の玉之助は、漁師を生業とする両親のもと、6人兄弟の3番目に生まれました。当時、釣糸として使われていたテグスに目をつけ、より丈夫で使い勝手のよい釣り糸が作れないかと目をつけました。
その後、釣り糸の製造技術を活かし、テニスやバドミントンのストリング(糸)・ミシン糸・産業用加工糸に製造分野を拡大し、1973年には現在の「GOSEN」に社名を変更しています。

人工ストリングでバドミントンを普及させた

日本で最初に人工ストリングを製造した会社がGOSENです。
ストリングの通称として呼ばれる「ガット」はGOSENが呼んだのがはじまり。
ガットは英語で「gut」=「腸」という意味です。

1960年代のテニスやバドミントンが広く普及する前の時代、牛や羊の内臓を細くねじって糸状にした天然素材ガットをラケットに張っていたそうです。天然素材のガットは大量生産ができず、製造に手間がかかるため、裕福層しか手に入れることができませんでした。
そのためテニスやバドミントンといったラケットスポーツは、一部のお金持ちのたしなみとされ、庶民には浸透していませんでした。
さらに天然素材のガットは、水に濡れるとすぐに伸びて使い物にならなくなってしまうため、少しの雨でもプレーを諦めなければなりませんでした。

そんな中、ナイロン製の釣り糸を作る技術を応用して人工ガット=ストリングを製造したのがGOSENでした。
当初、海外輸出用のバドミントンラケットに張り上げる糸として人工ガット=ストリングの製造を開始しました。
GOSENの人工ガットは性能とコストで天然素材のものをしのぐ評価を得、一気に注目が集まりました。ナイロン製ストリングの普及とともにテニスやバドミントンは庶民のスポーツとしても親しまれるようになりました。

GOSENはストリング市場の開拓者として、これまでに多種多様のストリングを販売しています。空気抵抗が抑えられる細くて軽いストリング・植物性天然素材で土に還るストリングなど常に時代の流れに沿って開発を続けています。
現在、テニスやソフトテニス、バドミントンのラケットスポーツメーカーで販売しているストリングの種類はGOSENが最多です。

業界初、波打つ形状のラケットを発売

ストリング市場のパイオニアとして名高いGOSENですが、バドミントンラケットの製造も1960年代から行っており、その歴史は50年以上にもなります。
GOSENのラケットは価格帯としてはやや高めで、レジャー用のスチールフレームのラケットであれば数千円のものもありますが、競技用のラケットは2万円以上するのが普通です。
その分性能が良く、高い評価を得ているのは事実ですが、初心者は少々気負ってしまう価格かもしれません。

バドミントン経験が長い人向けのラインナップが揃う中でも、2016年に発売を開始した「インフェルノシリーズ」は多くのプレーヤーを魅了しています。
このラケットの1番の特徴は「業界初異形状」と言われる波打つ形状のフレームです。
波打った形状はさまざまな方向からの力に耐えることができ、空気抵抗が少なくなります。
厚いフレームの幅に反して軽くて強度もあり、振り抜きの軽さは既存のどのラケットとも違うと高い評価を得ています。
反発性とコントロール性が両立したオールラウンダー向けの1本です。

またアップグレードモデルとして、ハードヒッター向けの「インフェルノレイド」、より軽量化された女性向けの「インフェルノライト」など上位モデルが続々と販売されています。
気になる方はチェックしてみるのもいいかもしれません。

【公式サイト】https://www.gosen-sp.jp/

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