【不正】日本バドミントン協会の相次ぐ不祥事

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協会から出た「ありえない」出来事

東京オリンピックが終わって1年、スポーツ界を揺るがすオリンピックのスポンサー絡みの不祥事が大きなニュースとなっていますが、バドミントン業界でも、2022年3月に日本バドミントン協会の不祥事が明るみになりました。

  • 協会所属の職員が2018年度に約680万円を私的流用していた
  • このお金は、日本代表合宿での選手の負担金や国際大会で選手が獲得した賞金などで、協会が徴収して管理していた

しかも、協会は不正を把握したうえで東京五輪への影響を危惧して、きちんとした報告や発表もせず、その職員に対して刑事告訴もしなかったそうです。

680万円というお金は少額なのでしょうか?
強化費や遠征費などで使うはずだったお金だったのではないでしょうか?

これだけスポーツ界も世間から厳しい目で見られるようになってきているにも関わらず、事実を公表せず、組織内で揉み消そうとする動きが見られた、これは異常な事態であるように思います。

バドミントンを愛する立場から言うと、これは「ありえない話」だと思います。
かつ、今回は補助金の不正受給の疑いもJOCからかけられているらしく、高校生の国際交流事業での補助金申請に置いて領収書の内訳書を偽造したことが指摘されているとのこと。今後もいくつか新しい不祥事が露呈しそうな様子です。

大きな変化のない組織や体制の弊害

若手が成長し、新しい選手たちの活躍が期待される昨今のバドミントン業界。
選手は日々切磋琢磨し、鍛錬を積んで、真剣勝負で若手やベテラン関係なく、厳しい勝負の世界で競い合っています。
新しい選手たちがどんどん活躍している一方で、その選手たちを支える協会の体制はどうなのでしょうか?
他のスポーツ競技の組織と同じように、新陳代謝はきちんと行われているのでしょうか?
他競技を支える連盟や協会と比べると、「改革」や「変化」という意味では、まだまだおろそかになっている点が多々あるように思います。
サッカーやバスケットボールなど、全国津々浦々でプロ化を地道に広めていっている組織では、定期的に組織の見直しがなされ、新しい血が入り、健全かつ持続的に成長していけるような、組織全体の入れ替わりがなされています。

では、日本のバドミントン業界は?

今回の日本バドミントン協会の不祥事を見ていると、固定化された組織の「歪み」や「弊害」を感じてしまいます。
協会内組織において、コンプライアンス委員会などは組織化されていたはずで、今回はそういった組織が機能していなかったともいえますし、旧態依然とした体制で隠ぺい体質が染みついていたと指摘されてもおかしくない事態だったのではないでしょうか。
ただでさえ、スポーツ界に流れるお金の不透明さに世論の厳しい目が注がれる昨今、バドミントンが他のスポーツ競技に取り残されていくのではないか、と不安に感じてしまいます。

未来に対する希望とそれに反する不安

日本のバドミントン業界は、現在では世界のトップに立つプレーヤーを輩出できるようになり、有望なプレーヤーが継続的に出てくるようになりました。そこからメディアを通して、バドミントンを良く知らない人たちにも、トッププレーヤーの名前が知れ渡るようになってきています。

日本におけるスポーツ競技人口で、他競技が減少傾向で伸び悩む中、バドミントンは「サッカーやテニスを超えた」といわれ、マイナー競技からメジャー競技への階段を堅調に上り始めています。
草の根レベルでは成長していっていると実感できるバドミントン業界。色んな人たちが交わり、老若男女、プレーの上級者・初心者問わず、バドミントンの楽しみ方が増えてきているのは、本当に嬉しいことです。

ですが、認知度が高まり、バドミントンという競技に対してポジティブなイメージを持つ方が増えつつある中、バドミントンを普及・強化していく責務を負っている協会自身が、バドミントンのネガティブなニュースを伝播していくのは本当に残念に感じます。

協会組織に関わる皆さまも、日々大変な努力をされているのは確かだと思うのですが、今一度、組織全体で襟を正して、常に改革を促し、新しい流れを積極的に取り入れ、日本のバドミントン業界が健全に発展していくよう、日本全国のバドミントンを愛する人たちに向かって仕事をして欲しいと切に願います。

▼横領隠ぺい問題のバドミントン協会「担当者が体調不良」でJOCへ提出する最終報告書まとまらず(日刊スポーツ 2022年10月3日)

横領隠ぺい問題のバドミントン協会「担当者が体調不良」でJOCへ提出する最終報告書まとまらず - スポーツ : 日刊スポーツ
元職員による横領を公表しなかったことが問題化している日本バドミントン協会が、日本オリンピック委員会(JOC)へ提出する最終報告書をまだまとめられていないことが… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)
飛田羽奈
飛田羽奈

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