欧州初の五輪金メダリスト!ポール=エリク・ホイヤー・ラーセンのキャリアやプレーの特徴を紹介

バドミントンコラム

ポール=エリク・ホイヤー・ラーセンは、主に1980年代から1900年代にかけて活躍したデンマークのシングルスプレーヤーです。

ホイヤー・ラーセンは、バドミントン界を席巻するアジア諸国に対抗できる数少ない欧州プレーヤーでした。

今回はホイヤー・ラーセンのキャリアやプレーの特徴をご紹介します。

プロフィール

名前:ポール=エリク・ホイヤー・ラーセン(Poul-Erik Høyer Larsen )

出身:デンマーク・ヘルシンゲ

生年月日:1965年9月20日 

身長:189センチ

利き手:左

キャリア・エピソード

ホイヤー・ラーセンのキャリアやエピソードをご紹介します。

オリンピックに3度出場

ホイヤー・ラーセンは以下のオリンピックに、デンマークのシングルス代表として出場しています。

  • 1992年バルセロナオリンピック
  • 1996アトランタオリンピック
  • 2000年シドニーオリンピック

3度もオリンピック代表として活躍し、長きに渡りヨーロッパバドミントン界を牽引しました。

欧州初のオリンピック金メダリスト

ホイヤー・ラーセンは、ヨーロッパ人初のオリンピック金メダリストです。
1996年アトランタオリンピックの決勝で、中国のドン・ジョン(董炯)を破っています。

前回大会となるバルセロナオリンピックでは準々決勝で敗れていましたが、アトランタでは準決勝・決勝ともにストレートで相手を退け、快進撃での制覇となりました。

また、ホイヤー・ラーセン以降、デンマークのビクター・アクセルセンが2020東京オリンピックの男子シングルスを制するまで、ヨーロッパ勢として金メダルを獲得する選手は現れませんでした。

ホイヤー・ラーセンは『ヨーロッパ唯一のオリンピック金メダリスト』として20年以上語り継がれた選手なのです。

ヨーロッパ選手権を3度制覇

ホイヤー・ラーセンは、1992年〜1996年の間に開催されたヨーロッパ選手権を3連覇しています。

また、1995年と1996年に全英オープンを2連覇しました。
1990年代初頭から1990年代半ばにかけてホイヤー・ラーセンは全盛期を迎えていたといえるでしょう。

WBFの会長に就任

ホイヤー・ラーセンは、2013年からBWF(世界バドミントン連盟)の会長に就任しました。
2017年には再選し、現職のBWF会長です。

2010年にはヨーロッパバドミントン連盟の会長も務めていたことから、ホイヤー・ラーセンは組織をまとめる手腕にも優れているといえます。

プレーの特徴

ホイヤー・ラーセンのプレーの特徴をご紹介します。

鋭いクロススマッシュ

ホイヤー・ラーセンは高身長から繰り出すクロススマッシュを最大の武器としていました。左腕から放たれるスマッシュは非常に切れ味が鋭く、ノータッチエースを量産しました。

正確な配球

スマッシュを得点源としていたホイヤー・ラーセンですが、決して攻撃型の選手ではありません。
正確なシャトルコントロールと丁寧な配球を持ち味とする選手でした。

カットやクリアー、ロビングなどでコートの四隅にシャトルを打ち分け、相手の甘い返球に攻撃を仕掛けるスタイルです。

相手が揺さぶりに我慢できなくなるまで我慢強くラリーを組み立てるなど、ホイヤー・ラーセンの冷静なゲームメイクが特徴的でした。

主な戦績

ホイヤー・ラーセンが残した成績の一部をご紹介します。

注:全て男子シングルスの成績。

オリンピック

1996年アトランタオリンピック:金

世界選手権

1995年ローザンヌ:銅

1997年グラスゴー:銅

1999年コペンハーゲン銅

全英オープン

1995年:優勝

1996年:優勝

ヨーロッパ選手権

1992年グラスゴー:金

1994年デンボッシュ:金

1996年ヘアニング:金

まとめ

今回はホイヤー・ラーセンのキャリアやプレーの特徴をご紹介しました。

ホイヤー・ラーセンは鋭角なスマッシュや正確な配球術を駆使し、バドミントン界の第一人者となった欧州の英雄です。

飛田 羽奈
飛田 羽奈

とりあえず、私好みの高身長な渋いイケメンだわ!!

今後はBWFの会長として、バドミントン界をさらに盛り上げてくれるでしょう。

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