YONEXのPOWER CUSHION 65は、発売から20年以上が経過した歴史あるシューズです。
2022年1月には最新モデルとなるPOWER CUSHION 65 Zが発売され、さらなる進化を遂げています。
今回はPOWER CUSHION 65 Zの特徴や、ユーザーの評価などをご紹介します。
「POWER CUSHION 65 」シリーズとは?
POWER CUSHION 65(パワークッション65) は、ヨネックス株式会社が2001年から販売しているシューズシリーズです。
桃田賢斗選手をはじめとする国内外のトッププレーヤーから一般プレーヤーまで、幅広いユーザー層に支持されています。
他にも山口茜選手やデンマークのビクター・アクセルセルセン選手が使用しているよ。
どちらも世界ランキング1位※のトッププレーヤーね!
※2022年10月25日時点
参考:ヨネックス公式ページ▼
https://www.yonex.co.jp/sp/badminton/players/
POWER CUSHION 65 Zの特徴
POWER CUSHION 65 Zの特徴をご紹介します。
「ラディアルブレードソール」でグリップ性能が向上
ソール(底面)に新形状となる「ラディアルブレードソール」を採用することで、縦、横、斜め方向へのグリップ性が向上。
コートに吸い付くような感覚が実現されています。
柔らかな履き心地
アッパー(靴の底面以外に部分)は、材料の重なりを少なくしたエリアを広く設けています。
屈曲時のストレスが軽減されて、柔らかな履き心地が特徴です。
POWER CUSHION 65 は、ソフトでクセのない履き心地が特徴よ。
シューズ選びに悩んでいる方におすすめ!
「フェザーバウンスフォーム」で反発性能が20%アップ
ミッドソール(ソールとアッパーの間に位置する部分)に、従来素材よりも反発性能を20%向上させた「フェザーバウンスフォーム」を搭載。
ヨネックスの独自素材である「パワークッション」の衝撃吸収性を維持しながらも、シャトルを追いかける推進力をアップさせています。
豊富なサイズとデザイン!
POWER CUSHION 65 Zは通常の3Eサイズに加えて、4Eサイズの「POWER CUSHION 65 Z WIDE」と、2Eサイズの「POWER CUSHION 65 Z SLIM」を展開しています。
プレーヤーの足の大きさ(足囲)に合わせて、ぴったりのモデルを選べます。
また、3Eサイズはカラーを2種類から選べるほか、桃田賢斗選手専用モデルもラインナップされているので、デザインにこだわりたい方にもおすすめです。
YONEX POWER CUSHION 65 Zのレビュー・評価
※それぞれのレビューに引用先のリンクを貼っています。
良い評価
何度か使ってみて凄く動きやすいです。
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R3EQLSNN747Z1I/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B09DD4DKKB
すごくバランスのいいシューズ
https://www.youtube.com/watch?v=NIp8OESx0eE
グリップ力もありつつ、サポート面も優れていて、なおかつ軽量
イマイチな評価
パワークッション65Zは良い評価の割合がとっても高い印象。
一方でプレーヤーによって、サイズ感は「ぴったり」だったり、「少しキツめ」だったりと感想が分かれるみたい。必ず試し履きしてからサイズを選んだほうがよさそうね!
商品仕様
POWER CUSHION 65 Zは通常モデルとサステナブルモデルの2種類が販売されています。
それぞれの商品仕様をご紹介します
通常モデル
商品名 | パワークッション65Z | パワークッション65Z ワイド | パワークッション65Z スリム | パワークッション65Z (桃田選手専用モデル) |
---|---|---|---|---|
価格(税込) | ¥16,500 | ¥16,500 | ¥16,500 | ¥17,500 |
カラー | ホワイト/レッド ブラック | ネイビーブルー | ホワイト/ライム | ホワイトタイガー |
アッパー | 人工皮革 | 人工皮革 | 人工皮革 | 人工皮革 |
ミッドソール | 合成樹脂 | 合成樹脂 | 合成樹脂 | 合成樹脂 |
アウトソール | ゴム底 | ゴム底 | ゴム底 | ゴム底 |
サイズ | 3E 22.0〜29.0cm | 4E 22.0〜29.0cm | 2E 20.0,21.0〜29.0cm | 3E 22.0〜29.0cm |
原産国 | ベトナム | ベトナム | ベトナム | ベトナム |
サステナブルモデル(2023年10月追記)
ヨネックスは環境を配慮した取り組みとして、65Zのサステナブルモデルである「POWER CUSHION 65 Z C-90」を、2023年9月中旬から数量限定で発売しています。
従来の65Zの機能はそのままに、アッパー(靴の底面以外の部分)表面積の90%以上にリサイクル素材が使用されたマイナーチェンジモデルです。POWER CUSHION 65 Z C-90には再生ポリエステルが使用されており、石油ポリエステルと比べて60%のCO2排出量の削減効果が見込まれています。
商品名 | パワークッション65Z C-90 | パワークッション65Z C-90 ワイド | パワークッション65Z C-90 スリム |
---|---|---|---|
価格(税込) | ¥16,500 | ¥16,500 | ¥16,500 |
カラー | ナチュラル | ナチュラル | ナチュラル |
アッパー | 人工皮革 | 人工皮革 | 人工皮革 |
ミッドソール | 合成樹脂 | 合成樹脂 | 合成樹脂 |
アウトソール | ゴム底 | ゴム底 | ゴム底 |
サイズ | 3E 22.0〜29.0cm | 4E 22.0〜29.0cm | 2E 20.0,21.0〜29.0cm |
原産国 | ベトナム | ベトナム | ベトナム |
ヨネックスPOWER CUSHION 65 vs ミズノWAVE CLAW2を比較してみた!
POWER CUSHION 65Z がヨネックスの定番モデルであるのと同じく、WAVE CLAW2(ウェーブクロー2)はミズノのバドミントンシューズのスタンダードモデルです。
両者のモデルにはどのような違いがあるのでしょうか。
以降ではPOWER CUSHION 65ZとミズノのWAVE CLAW2を比較してみましょう。
それぞれの特徴は以下のとおりです。
商品名 | パワークッション65Z | ウェーブクロー2 |
---|---|---|
価格(税込) | ¥16,500 | ¥14,080 |
横幅のサイズ | 2E ~ 4E | 2E ~ 4E |
履き心地 | ・ソフトなフィット感 ・ウェーブクロー2に比べて甲の高さに余裕がある | ・足全体に吸い付くフィット感 ・パワークッション65Zよりも甲の部分がしっかりホールドされる |
ユーザー層 | ・初級者から上級者まで幅広い | ・中級者から上級者が多い |
サイズ
POWER CUSHION 65ZとWAVE CLAW2の横幅のサイズは、2E~4Eサイズが用意されています。どちらもサイズ展開が豊富であり、多くのプレーヤーが使用できるモデルです。
シューズのサイズとしては、WAVE CLAW2の新色(ホワイト×ブルー×コーラル)は21.0cmからの展開でジュニア層が意識されているのがわかります。
価格
POWER CUSHION 65ZはWAVE CLAW2と比べると約2,400円高くなります。
どちらのモデルを使用するのかを価格面で迷われているプレーヤーにとっては、ウェーブクロー2の方がやや手に取りやすいでしょう。
履き心地
POWER CUSHION 65Zは甲部分がやや高さがある設計です。足の出し入れがしやすく、ソフトなフィット感が特徴です。激しく動いたときに柔らかく足を包み込んでくれます。
WAVE CLAW2は甲部分がPOWER CUSHION 65Zよりも低くなっており、足全体に吸い付くようにフィットします。前後左右に動いてもシューズの中で足がズレないことが、WAVE CLAW2の大きな魅力です。
ユーザー層
POWER CUSHION 65Zはビギナーから世界で活躍するプロまで、幅広いレベルのプレーヤーに親しまれているモデルです。
WAVE CLAW2は本格的に競技へ取り組む人が好む履き心地であり、中級者から上級者のユーザーが多くなっています。
どちらがおすすめ?
POWER CUSHION 65ZとWAVE CLAW2のうち、どちらがおすすめなのかはプレーヤーの好みによって異なります。
より自分の足に合うモデルを選ぶのが大切です。現在POWER CUSHION 65Zのほうが利用者数が多くなっていますが、あなたにも使いやすいとは限りません。
「周りが使っているから」という理由で安易に選ばず、必ず試着をして履きやすいモデルを選びましょう。
まとめ
POWER CUSHION 65 Zは、クッション性やグリップ性、ホールド感、履き心地など、いずれも優れており、非常にバランスの良いシューズです。
長年ファンから愛されているシューズであり、多くのリピーターを抱えています。シューズ選びに迷ったら、一度POWER CUSHION 65Zを試してみてはいかがでしょうか。
近年のYONEXシューズは、65Zへ人気が偏っているように感じます。今後65Zのような人気モデルが新たにリリースされれば、選択できるシューズの種類の幅が広がり、より道具選びが楽しくなるかもしれませんね!