今回は言わずと知れたYONEXの名器 ARCSABER 11のアップデート版ラケット「 ARCSABER 11 PRO」(アークセイバーイレブンプロ)をご紹介いたします。
参考:ヨネックス公式サイト▼
ヨネックスのARCSABER(アークセイバー)11プロは、アークセイバー11のアップデート版。
ARCSABER11ファンの皆さんにとっては待ちに待った新製品だと思いますので、試打含めて記事にしてみました。
ARCSABER シリーズとは
少し長くなりますが、アークセイバーシリーズの特性からお話しします。
アークセイバーシリーズの最大の特徴は何と言ってもしっかりシャトルを加えこむ打球感にあります。
フレーム正面が丸の形ではなくやや四角い形状を、「アイソメトリック形状」と呼ばれ、約30年前からヨネックスが売りだし、今や世界標準になりつつあります。
一方、アイソメトリック形状が出る前は卵型の丸いフレーム形状が主流でした。
このラウンドフレームは、スイートスポット(シャトルを最も効果的に打てるとされる点や面)が小さいのが特徴で、スポット=芯で捉えた時の打球感はアイソメトリックにはない打ち応えがしっかりしていました。
この打球感で人気を集め、世界中で最も「長く」販売され続けているのがヨネックスの「カーボネックス20」です。
40代以上のプレーヤーの方は、カーボネックス20を一度は通過しているのでは?
そして、アイソメトリックの形状で、カーボネックスの打球感を叶えるべく開発されたのがアークセイバーシリーズでした。
「弓のようにエネルギーを蓄積し、狙い通りのコースへ攻める。精度の高いコントロールを求めるプレーヤーへ」というキャッチコピーの通り、弓をひく時のような蓄え力、刀を打ち込むようなコントロール性が世界中のプレーヤーを虜にしたのです。
アークセイバー11は、旧モデルであるアークセイバー10と共に、全世界で大ヒットし、世界中のプレーヤーの中でも使用率が高いモデルだったという印象が強いですね。
ARCSABER 11 PROの特徴
今回のアークセイバー11プロになって、フレームの厚みが変わり細くなっています。
これによって、シャトルをくわえ込むラケットではなく、現在の主流であるシャトルを弾く特性に変更がされているようですね。
またシャフトも硬くなり、「弾き」と「ふり抜き」の方向に商品の特性が寄っている印象です。
ちなみに、ヨネックスのラケットは、ラケットの持つ3つの特性をそれぞれシリーズ化されています。
- 球持ち、コントロール性 → ARCSABER (アークセイバー)
- 力が乗る、パワー性 →:ASTROX (アストロックス)
- 力を乗せずシャトルを早く出す、弾き → NANOFLARE(ナノフレア)
今回のアークセイバー11プロの特性は、ナノフレアに寄ってきたと言えるのではないでしょうか。
アークセイバー11を気に入って使用されているプレーヤーは、11プロに移行しにくい傾向があるようです。
ただ、打球感が大きく異なるものの、弾きスピードは上がっていますので、ドライブ主体のダブルスプレーヤーにおすすめなラケットです。
有名選手も使用中!
- サプシリー・タエラッタナチャイ選手(タイ)
- アーロン・チア選手(マレーシア)
- コン・ヒヨン選手(韓国)
ARCSABER11PROのレビュー・評価
第一印象はレシーブが楽、クセなく素直にラケットが出てくれて、ラクに飛ぶ感覚。スマッシュは弾く感じで、ヘッドヘビー特有の重く沈むような感覚はないです!
Twitterより
商品仕様
価格 | ¥28,600(税込) |
品番 | ARC11-P |
カラー | グレイッシュパール |
素材 | フレーム:高弾性カーボン+POCKETING BOOSTER シャフト:高弾性カーボン+スーパーHMG+ウルトラPE ファイバー ジョイント:新内蔵T型ジョイント+T-アンカー |
サイズ | 4U(平均83g)5・6、3U(平均88g)4・5・6 |
推奨張力 | 4U:19~27(l bs)3U:20~28(l bs) |
推奨ストリング | [ハードヒッター]ナノジー95(NBG95) [コントロールプレーヤー]BG66アルティマックス(BG66UM) |
原産地 | 日本 |
その他 | 日本バドミントン協会検定合格品 |
レベル
上級 | 中級 | 初級 | |
MEN | ◎ | ○ | – |
WOMEN | ○ | ○ | – |
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まとめ
いかがでしたか?アークセイバーシリーズの特徴から詳しく解説しました。
ぜひお近くの取扱店で実物を確認してみてくださいね。