日本を背負った男たち!歴代のシングルスエースを4人ご紹介!

バドミントンコラム

2022年は奈良岡功大選手が「最優秀将来有望賞」を獲得するなど、今日では日本の男子シングルス選手が世界を舞台に活躍するのは珍しくはありません。
しかし、過去には日本の男子選手が、国際大会で目立つ成績を残せない時期もありました。
このような苦しい時期にも、世界を相手に善戦して日本男子シングルス界を牽引した選手がいます!
今回は国内外で活躍した日本の歴代シングルスエースを4名ご紹介します。

長谷川博幸

名前長谷川博幸(はせがわひろゆき)
生年月日1957年1月19日
出身福井県
身長
利き腕
出身校および過去の所属勝山市立勝山中学校→勝山高校→中央大学→ヨネックス
主な戦績(シングルス)・全日本総合3回優勝(1980年、1982年-1983年)
・ヨネックスオープンジャパンベスト4(1982年)

長谷川さんはシングルス・ダブルス・混合ダブルスの全ての種目で、計5度の全日本チャンピオンに輝いた名サウスポーです。

左腕から切れ味鋭いカットを繰り出し、国際大会でも活躍しました。
記念すべき第1回大会となるヨネックスオープンジャパンで見事ベスト4に進出。
引退後もナショナルチームのコーチや大学の監督を歴任するなど、後進の育成にあたっています。

 飛田羽奈
飛田羽奈

長谷川さんは、山口茜選手の出身地でもある勝山市の「バドミントン大使」に委嘱されているのね!

舛田圭太

名前舛田圭太(ますだけいた)
生年月日1979年2月27日
出身石川県
身長174cm
利き腕
出身校および過去の所属金沢市立犀生中学校→金沢市立工業高等学校→日本体育大学→トナミ運輸
主な戦績(シングルス)・全日本総合5連覇(1998年-2002年)
・ヨネックスオープンジャパンベスト4(2002年)
・シドニー五輪出場(2000年)
・アテネ五輪出場(2004年)

舛田さんは、大学1年生時に当時の最年少記録となる19歳9カ月で全日本総合のシングルスとダブルスを制した選手です。
その後も、同大会においてシングルスを5連覇、ダブルスを5度優勝、ミックスダブルスを4連覇しました。
2002年のヨネックスオープンジャパンでは、20年ぶり(長谷川さん以来)のシングルスベスト4を成し遂げるなど、世界を相手に奮起。
舛田さんのプレーの特徴といえば「力強いスマッシュ」ですが、手堅いディフェンスから相手の体制を崩すなど、頭脳プレーも得意としました。

飛田 羽奈
飛田 羽奈

TAGOKENが舛田さんとの思い出エピソードを紹介してるわね!

佐藤翔治

名前佐藤翔治(さとうしょうじ)
生年月日1982年9月19日
出身東京都
身長168cm
利き腕
出身校および過去の所属小平市立上水中学校→関東第一高等学校→東京富士大学短期大学部→フジチュー(のちにMMGアローズ)→NTT東日本
主な戦績(シングルス)・全日本総合4連覇(2003年-2006年)
・全英オープンベスト8(2005年-2007年)
・アテネ五輪出場(2004年)
・北京五輪出場(2008年)

佐藤さんは、小・中・高・大・社会人の全世代で全国タイトルを獲得した選手です。
身長は168cmと小柄ながらも俊敏性が非常に高く、世界屈指のスピードを武器に日本のエースとして活躍しました。
2005年の全英オープンでは、男子シングルスで30年ぶりとなるベスト8を達成。
北京五輪後はダブルスに転向すると、ダブルスでもロンドン五輪の切符を手にしました。

飛田 羽奈
飛田 羽奈

佐藤さんについては過去の記事で詳しく紹介しているわ。

田児賢一

名前田児賢一(たごけんいち)
生年月日1989年7月16日
出身埼玉県
身長176cm
利き腕
出身校および過去の所属埼玉栄中学校→埼玉栄高校→NTT東日本
主な戦績(シングルス)・全日本総合6連覇(2008年-2013年)
・ヨネックスオープンジャパンベスト4(2008年)、準優勝(2013年)
・全英オープン準優勝(2010年)※決勝進出は日本男子として44年ぶり
・フランスオープン準優勝(2011年、2013年)
・インドネシアオープン準優勝(2014年)
・ロンドン五輪出場(2012年)

田児さんは2008年の全日本総合で男子シングルスの最年少(19歳4カ月)優勝を飾り、その後6連覇を成し遂げた選手です。
幼少期はダブルス選手として全国タイトルを獲得し、高校生以降はシングルスにおいても才能を開花させます。
巧みな戦術や正確な配球、華麗なラケットワークは世界トップクラスです。
現在はYouTuberとして日本のバドミントン界を辛口で批評するなど、多方面でバドミントン界を盛り上げています。

飛田 羽奈
飛田 羽奈

田児さんについても過去の記事で詳しく紹介しているわ。
今後の活躍も見逃せないわね!

まとめ

今回は1980年代から2010年代にかけて、世界を舞台に活躍した日本のシングルスプレーヤーをご紹介しました。
元日本のエースの多くは、今でも指導者に立場を変えてバドミントン界を支えています。
彼らが育てた選手が次世代の日本エースとして活躍するのを楽しみにしましょう。

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