4年に一度のスポーツの祭典として、2024年にパリオリンピックが開催されます。現在はパリオリンピックの出場権をかけて、熾烈なオリンピックレースの真っ最中です。
過酷な選考レースを勝ち抜き、これまでオリンピックに出場経験がある日本人選手は誰なのでしょうか?
今回は歴代の日本人オリンピック出場選手やそれぞれの成績をご紹介します。
2020年東京大会の出場選手や成績(開催年は2021年)
2021年に開催された東京オリンピックの出場選手や成績は以下の通りです。
種目 | 選手名と成績(括弧内は成績) |
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男子シングルス | 常山幹太(予選ラウンド突破、1回戦敗退)桃田賢斗(予選ラウンド敗退) |
女子シングルス | 山口茜(5位入賞)奥原希望(5位入賞) |
男子ダブルス | 遠藤大由/渡辺勇大(5位入賞)嘉村健士/園田啓悟(5位入賞) |
女子ダブルス | 福島由紀/廣田彩花(5位入賞)松本麻佑/永原和可那(5位入賞) |
混合ダブルス | 渡辺勇大/東野有紗(銅メダル) |
渡辺勇大/東野有紗ペアが日本初の混合ダブルス銅メダルを獲得しています。
ただし、日本は世界ランキング上位者を揃えていたもののメダル獲得は1つにとどまったことから、前評判よりも厳しい結果になりました。
2016年リオデジャネイロ大会の出場選手や成績
2016年に開催されたリオデジャネイロオリンピックの出場選手や成績は以下の通りです。
種目 | 選手名と成績(括弧内は成績) |
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男子シングルス | 佐々木翔(グループリーグ敗退) |
女子シングルス | 奥原希望(銅メダル)山口茜(5位入賞) |
男子ダブルス | 早川賢一/遠藤大由(5位入賞) |
女子ダブルス | 髙橋礼華/松友美佐紀(金メダル) |
混合ダブルス | 数野健太/栗原文音(5位入賞) |
バドミントンの全種目を通じて日本初となる金メダルを、髙橋礼華/松友美佐紀ペアが獲得しています。
奥原希望選手も銅メダルに輝いており、日本バドミントン史上で最もメダル獲得数の多い大会となりました。
2012年ロンドン大会の出場選手や成績
2012年に開催されたロンドンオリンピックの出場選手や成績は以下の通りです。
種目 | 選手名と成績(括弧内は成績) |
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男子シングルス | 佐々木翔(5位入賞)田児賢一(グループリーグ敗退) |
女子シングルス | 佐藤冴香(グループリーグ突破、1回戦敗退) |
男子ダブルス | 佐藤翔治/川前直樹(グループリーグ敗退) |
女子ダブルス | 藤井瑞希/垣岩令佳(銀メダル)末綱聡子/前田美順(グループリーグ敗退) |
混合ダブルス | 潮田玲子/池田信太郎(グループリーグ敗退) |
藤井瑞希/垣岩令佳ペアが日本初となるメダルを獲得しました。
一方で、八百長問題による失格者が出た大会でもあり、バドミントン競技が世界中の注目を集めました。
2008年北京大会の出場選手や成績
2008年に開催された北京オリンピックの出場選手や成績は以下の通りです。
種目 | 選手名と成績(括弧内は成績) |
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男子シングルス | 佐藤翔治(3回戦敗退) |
女子シングルス | 廣瀬栄理子(3回戦敗退) |
男子ダブルス | 舛田圭太/大束忠司(5位入賞)坂本修一/池田信太郎(1回戦敗退) |
女子ダブルス | 末綱聡子/前田美順(4位入賞)小椋久美子/潮田玲子(5位入賞) |
混合ダブルス | 出場者なし |
強敵中国ペアを破るなど、末綱聡子/前田美順ペアの快進撃が話題となった大会です。
惜しくも3位決定戦で韓国ペアに敗れましたが、北京大会以前で最もメダル獲得に近づいた瞬間でした。
2004年アテネ大会の出場選手や成績
2004年に開催されたアテネオリンピックの出場選手や成績は以下の通りです。
種目 | 選手名と成績(括弧内は成績) |
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男子シングルス | 佐藤翔治(1回戦敗退)山田英孝(1回戦敗退) |
女子シングルス | 森かおり(2回戦敗退)米倉加奈子(1回戦敗退)田中 美保(1回戦敗退) |
男子ダブルス | 舛田圭太/大束忠司(2回戦敗退) |
女子ダブルス | 中山智香子/吉冨桂子(2回戦敗退)山本静香/山田靑子(1回戦敗退) |
混合ダブルス | 大束忠司/山本静香(1回戦敗退) |
全種目で出場者がいるものの、入賞者が0人という厳しい結果に終わった大会でした。
2000年シドニー大会の出場選手や成績
2000年に開催されたシドニーオリンピックの出場選手や成績は以下の通りです。
種目 | 選手名と成績(括弧内は成績) |
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男子シングルス | 舛田圭太(2回戦敗退)山田英孝(2回戦敗退) |
女子シングルス | 水井泰子(5位入賞)米倉加奈子(3回戦敗退)井田貴子(2回戦敗退) |
男子ダブルス | 出場者なし |
女子ダブルス | 岩田良子/松田治子(2回戦敗退)井川里美/永峰弘子(1回戦敗退) |
混合ダブルス | 出場者なし |
女子シングルス勢の活躍が目立つ大会です。
水井泰子選手が見事5位入賞を果たしました。
1996年アトランタ大会の出場選手や成績
1996年に開催されたアトランタオリンピックの出場選手や成績は以下の通りです。
種目 | 選手名と成績(括弧内は成績) |
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男子シングルス | 町田文彦(3回戦敗退) |
女子シングルス | 水井泰子(3回戦敗退)水井妃佐子(3回戦敗退) |
男子ダブルス | 出場者なし |
女子ダブルス | 阪本雅子/松尾知美(2回戦敗退)宮村愛子/宮村亜貴子(1回戦敗退) |
混合ダブルス | 出場者なし |
入賞まであと一歩届かず、惜しい結果となる大会でした。
1992年バルセロナオリンピックの出場選手や成績
1992年に開催されたバルセロナオリンピックの出場選手や成績は以下の通りです。
種目 | 選手名と成績(括弧内は成績) |
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男子シングルス | 町田文彦(2回戦敗退)本山秀昭(2回戦敗退) |
女子シングルス | 水井妃佐子(3回戦敗退)鴻原春美(2回戦敗退) |
男子ダブルス | 松浦進二/松野修二(5位入賞)町田文彦/宮康ニ(1回戦敗退) |
女子ダブルス | 陣内貴美子/森久子(2回戦敗退)捧匡子/松尾知美(2回戦敗退)鴻原春美/水井妃佐子(2回戦敗退) |
混合ダブルス | 出場者なし |
松浦進二/松野修二ペアが5位に入賞した大会です。
現在には珍しくシングルスとダブルスを兼ねる選手もおり、2020年代とは選手の育成方針が異なることも分かります。
ちなみに、1972年のミュンヘン五輪と、1988年のソウル五輪では【公開競技】として実施されています。
1992年のバルセロナ五輪からオリンピックの正式競技としてスタートしたのね!
まとめ
今回は歴代の日本人オリンピック出場選手やそれぞれの成績をご紹介しました。
オリンピックの選考基準や大会形式は、必ずしも全ての大会が同じではありません。
そのため、簡単に各大会の成績を比較できませんが、日本は2000年代後半からオリンピックで好成績を残せるようになったといえます。
前回の東京大会はやや厳しい結果に終わっているので、パリ五輪では各選手がよりよい成績を残してくれることに期待したいですね!
なお、オリンピック選手の詳しい選出の方法は以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
バドミントン業界全体の歴史についてはこちらの記事に!