ラケットを使う際、一番良く接触する部分はグリップですね。
消耗品の為、グリップテープは使い続けると、擦り減って滑りやすくなります。
最悪の場合、ラケットを振った際、すり抜けて床に激突して破損したり、人に当たってしまうなどの事故を起こしてしまうこともあるかも知れません。
そうならない為にも、自身でメンテナンスしやすい部分ですし、手間も時間もかかりませんのでグリップテープの巻き方を覚えておきましょう!
他にも、「手が乾燥しやすい」「手汗をかきやすい」プレーヤー向けのおすすめグリップも紹介しています!
【手順1】巻いてあるグリップテープをはがす
ラケットは購入時にグリップテープは巻いているのですが、劣化して交換が必要な際には、はがすようにしましょう。特に専門的な用具や力がいる作業ではありません。種類にもよりますが、比較的粘着力のないテープな為スルスルはがせれるかと思います。
剥がした状態はこちらになります。
【手順2】グリップテープを巻く
交換用に買ってきた新しいグリップテープをいよいよ巻きます。
グリップテープの商品裏にも簡易的な説明がイラスト付きでありますので、こちらの参照いただくのもOKです。張り替える前に付属品もきちんと入ってるかの確認も忘れずに。
まずは表側に透明のフィルムが貼ってあるはずなのでそれを剥がしましょう。
私は一気に剥がすと、グリップ同士がくっつくのが嫌なの。だから巻きながら徐々に剥がしていってます。
右利き・左利きで巻き方が異なる
実はグリップは、利き手がどちらかによって巻き方が違います。これを知らないと、グリップテープを巻きなおしてもフィット感がなく、プレイで違和感を覚えてしまうかも知れません。
まずは右利きの巻き方を紹介します。
■右利き用グリップの巻き方
テープの先端は斜めにカットされいるので、そこが巻き始めになります。斜めに巻いていく為このようなカットになっています。
まずグリップエンドに、斜めに切られたテープを合わせて巻いていきます。
1回巻き替え用のテープなら先端の裏側に粘着テープが付いていますので、それを剥がし、グリップエンドに貼り付けてください。
右利き用の巻き方は画像のように右から左へとグリップエンドからテープを上部に向かって反時計回りに巻いていきます。
反対に時計回りに巻いてしまうと、指先がうまくグリップに引っかからずに滑ってしまったり、テープが変にめくり上がってしまう恐れがあるので注意して巻いて下さい。
巻き終えたら、ハサミを使用しグリップの先端に向かってテープに切り込みを入れます。
仕上げにシーリングテープ(付属品)でグリップテープの巻き終わりをしっかり固定すると完成です。
■左利き用グリップの巻き方
今度は左利きの用の巻き方の説明になります。右利きとは逆に時計回りで巻きます。
グリップエンドからテープを左から右へ上部に向かって時計回りに巻いていきます。これが左利き用のグリップのテープの巻き方です。
グリップテープを綺麗に巻くコツは、グリップを巻く一番初め、1周目に巻いたグリップテープの角度を維持することと、グリップテープを巻く間隔を一定に保つことです。
また間隔をあけすぎてもグリップテープが余り過ぎてしまいますし、詰めすぎたらグリップの先端まで届かないなど最初はどのくらいの角度で巻いていくのがいいか試行錯誤しながらになると思います。
巻いたところを一回ほどいて巻きなおすことも可能ですので、何回かチャレンジしながら綺麗な仕上がりになるようにしてみましょう。
【おまけ】グリップを長持ちさせるには…?
安価に買えるグリップテープといえど、交換頻度か早いと出費が気になりますよね。
出来るだけ長く使えるに越したことはありません。少し工程が増えてしまいますが、道具を長く愛用する為の長持ちのコツをご紹介します。
クッションラップを巻く
グリップの下に巻く薄いテープのことです。別名アンダーラップとも呼ばれます。グリップの下に巻くことによってグリップの太さを調整したり握り心地を調整するためのものです。またバトミントンラケットのグリップを保護する役目があります。
クッションラップは、様々なメーカーから安価で販売されています。
ネットまたはショップでも買えて手軽に手に入るのがうれしいですね!
巻き方はグリップテープの時と大きくは変わりませんが下記動画をご参考ください。
まとめ
以上、グリップテープの巻き方について説明してまいりました。
グリップテープの種類はかなり多く、自分の好みのデザインはもちろんですが、
自身にあった性能のグリップテープを探すことで、かなりプレイのしやすさは異なってくるかと思います。ストリングより交換頻度が多い方もいらっしゃると思いますので、出来るだけ自身で巻ける方が便利です。
ぜひご参考にしていただき、自分でグリップテープを巻けるようになっていただければ幸いです。