インドネシアペアのチャンドラ/シギットは、素早い攻撃を武器に1997年の世界選手権を制しました。
日本では「チャンシギ」の愛称で親しまれた、男子ダブルスのスターです。
今回はチャンドラ/シギットのキャリアやプレーの特徴をご紹介します。
チャンドラ/シギットのプロフィール
チャンドラ/シギットのプロフィールをご紹介します。
チャンドラ・ウィジャヤのプロフィール
名前:チャンドラ・ウィジャヤ(Candra Wijaya)
出身:インドネシア・チルボン
生年月日:1975年9月16日
身長:175センチ
利き手:右
https://www.instagram.com/cwibc1/
シギット・ブディアルトのプロフィール
名前:シギット・ブディアルト(Sigit Budiarto)
出身:インドネシア・ジョグジャカルタ
生年月日:1975年11月24日
利き手:右
キャリア・エピソード
チャンドラ/シギットのキャリアやエピソードをご紹介します。
21歳で世界の頂点に!
チャンドラは1993年、シギットは1995年にインドネシア代表に選ばれます。
1997年にはグラスゴーで開催された世界選手権で優勝し、若干21歳にしてインドネシアダブルスのエースになりました。
また、チャンドラとシギットは、インドネシアがトマス杯(男子国別対抗戦)を、3連覇1998・2000・2002年)したときのメンバーです。
二人はインドネシア男子チームの黄金期を支えたといえます。
解散と復活を繰り返す
1997年に世界王者となったチャンドラ/シギットですが、その後はペアを解消しています。
以降、チャンドラはトニー・グナワンとペアを結成し、2000年のシドニーオリンピックで優勝しました。
2001年にペアを復活させたチャンドラ/シギットは、2003年の全英オープンを制します。
しかし、2000年代後半には再びペアを解消し、正規ペアとして活動した期間は長くありませんでした。
「もっとチャンシギのプレーが観たかった!」というファンも多かったことでしょう。
チャンドラは日本リーグで活躍
2007年にチャンドラは、トナミ運輸のメンバーとして日本リーグ(現在のS/Jリーグ)に参戦します。
主に元日本代表の平田典靖とペアを組み、日本バドミントン界を盛り上げました。
シギットの個性あるグリップ
シギットの特徴といえば、その独特なグリップテープの巻き方です。
シギットは、グリップテープをシャフトの中央部まで巻き上げていました。
また、グリップの上端部分を握るなど、道具の使い方にも個性があるプレーヤーです。
シギットのグリップを真似する人も多かったわよね!
プレーの特徴
チャンドラ/シギットのプレーの特徴をご紹介しましょう。
武器は高速ドライブ
チャンドラ/シギットの武器は、高速ドライブです。
素早くタッチしては前にラッシュし、攻撃的な陣形をとるプレーを得意としていました。
相手の力強いショットにもひるむことなくドライブで応戦し、スピーディな展開で相手を制圧。
そのスリリングなプレースタイルは、多くのファンを魅了しました。
自由自在なシギットと堅実なチャンドラ
シギットの強みは、獣のような動きと、変幻自在なラケットワークです。
高く跳躍してから放つスマッシュは切れ味が抜群。
トリッキーなラケットさばきで相手の虚をついたり、超人的な反応で前衛からプッシュを決めたりと、相手を翻弄するプレーが持ち味です。
シギットの自由なプレーを支えたのはチャンドラの堅実な立ち回りでしょう。
チャンドラのスマッシュを打ち切るしぶとさや手堅いレシーブは、チャンドラ/シギットペアの屋台骨とないました。
主な成績
チャンドラ/シギットの主な成績をご紹介します。
世界選手権
1997年グラスゴー:金
2003年バーミンガム:銀
2005年アナハイム:銀
トマス杯
1998・2000・02年優勝
まとめ
今回は1900年代から2000年代前半に活躍した、インドネシアのチャンドラ/シギットペアをご紹介しました。
彼らのドライブを多用したプレースタイルは、現在のダブルスの基本ともなっています。
スピーディなプレーが好みなら、チャンドラ/シギットのパフォーマンスを参考にしてみてはいかがでしょうか。