今年の夏に東京・大阪にて行われた、「第27回バドミントン世界選手権大会2022」、「ダイハツ・ヨネックスジャパンオープンバドミントン2022」と選手たちのハイレベルな戦いと、日本人選手の活躍を目の当たりにした試合が目白押しでした。
2つの試合を通してバドミントンへの興味、バトミントン熱が上がっている方も増えたのではないでしょうか?
この記事では、世界各国で行われる、注目度のバドミントン大会の紹介をいたします。
バトミントン大会の豆知識
大会を紹介する前に簡単に大会のグレードについて説明します。
バトミントンの大会には3段階にクラス分けされグレードごとに明確化されています。
グレード1は世界バドミントン連盟が主催となる、最高ランクの大会と呼称され、世界ランキング獲得できるポイントも一番高くなります。
グレード1の大会
なんといっても最高峰は4年に一度開催の「オリンピック」
全世界のバドミントン選手が目標とする代表的な大会はやはり、【オリンピック】
4年に一度行なわれるオリンピックの金メダルをかけて選手たちは日々練習に励みます。
2024年に行われるオリンピックの舞台はフランスの《パリ》、日本代表選手として誰が選ばれるのか?競合のライバル国の代表選手は誰なのか、今からワクワクが止まりませんね!
バドミントン世界選手権大会
(Badminton World Championships, BWF World Championships)
2022年は初めてとなる日本・東京で開催された記憶に新しい大会ともいえる通称「世界選手権」はバドミントンの世界個人選手権であり、個人世界一を決める大会です。
1977年から続く由緒ある大会で3年に1度開催されていましたが、1983年からは隔年ごとに変わり、2005年からオリンピック開催年を除き毎年開催されています。
世界選手権の出場資格はオリンピックの各国・各地域が最大「2枠」なのに対して、バドミントン世界選手権は各種目ごとに最大「4枠」となっています。出場資格(出場枠)は、最大でオリンピックの2倍となり、より多くの選手に世界一のチャンスがあるといえます。
トマス杯・ユーバー杯
・トマス杯…男子国別対抗世界大会の通称。
・ユーバー杯…女子国別対抗世界大会の通称。
バドミントンのワールドカップといわれ優勝することは「世界一のバドミントンチーム」の称号を得ることと同義であり、非常に名誉なことなのです。
実際に1977年に「世界選手権」が創設されるまで、このトマス杯・ユーバー杯は、全英オープンと並ぶ、バドミントンの実質的な「世界選手権」としての役割を担っていました。
2つの大会では同じルールが適用されており、2年毎に開催されています。(現在は偶数の年に開催されています)
出場国の選抜は16カ国と決まっており、前回大会で優勝した国と、ホストの国(開催国)、世界バドミントン連盟が発表する世界ランキング(毎年3月時点)をもとに選ばれたランキングの上位14チームです。4人以上10人以内の選手で2ダブルス・3シングルでチームを組み出場国は優勝を目指します。(ダブルス・シングル両方に一度だけ出場可)
日本男子は2014年にトマス杯初優勝を飾っています。
また、女子については1966年にユーバー杯を制して以降、2022年時点で6回ものユーバー杯制覇を果たしています。一番最近では2018年バンコク大会にて37年ぶりのユーバー杯優勝を成し遂げました。
どちらの大会も初戦から世界ランキング上位者の戦いなので見ごたえバッチリ、応援にも熱が入りますね!
グレード2 の大会
BWFワールドツアー
2018年から実施している、 バドミントントーナメントシリーズである。 シングルス(男子・女子)とダブルス(男子・女子・混合)の世界の上位選手のために開かれる大会。
ワールドツアーは大会ごとに6レベルにわけられており、年間15大会行なわれています。末尾につく数字が大きければ大きいほど、大会のレベルが上がっていきます。その中でも特に注目な大会は下記になります。
ワールドツアーファイナル:(レベル1)
各種目について、世界選手権優勝者およびツアーランキング上位の計8組(ただし、同じ国からは各種目最大2組まで)が出場するワーツドツアーの締めくくりとなる大会。「年間王者」を決めるといっても過言ではない大会ではないでしょうか?
4組ずつ2つのグループに分かれて総当たりのリーグ戦を行い、各グループの上位2組が決勝トーナメントに進出し、優勝を争います。
全英オープン(イギリス):スーパー1000(レベル2)
イングランドバドミントン協会主催、ヨネックス特別協賛の、最も歴史のある国際大会。
1899年の初開催は『バトミントンの聖地』とも呼ばれるロンドンの「ウェンブリー・アリーナ」で開催され、現在は毎年3月にバーミンガムのウティリタ・アリーナ・バーミンガムで開催される大会であり、1977年に世界選手権が創設されるまでは、本大会が実質上の世界選手権として開催されてました。
ちなみに…バドミントンプロショップ WEMBLEY(東京)のお店の由来は全英オープンの開催場所からきているそうです。
ジャパンオープン(日本):スーパー750(レベル3)
日本バドミントン協会主催、世界バドミントン連盟公認、ダイハツ工業,ヨネックス環境さんの、日本で開催される唯一のHSBC BWFワールドツアー750の大会になります。男子シングルス、女子シングルス 、男子ダブルス、女子ダブルス 、混合ダブルスの五種目の個人戦の大会です。2022年に大阪で行われた大会は、男子シングルス、女子シングルスは日本新選手の優勝!混合ダブルスは準優勝という素晴らしい功績を残しています。
グレード3
・「インターナショナルチャレンジ」
・「インターナショナル」
・「フューチャーシリーズ」
の3大会があります。
この中だと、日本では「大阪インターナショナルチャレンジ」が開催されており、若手の登竜門という位置づけで、この大会から日本はもちろん、世界で大活躍する選手たちを見つけだずのも楽しみではないでしょうか?
まとめ
いろいろと有名な大会を紹介してまいりました。
日本で応援できる大会もあれば、世界各国で行う大会など、年間を通して楽しめる大会が沢山あります。気になった大会があれば、是非会場で足を運んでみてはいかがでしょうか?